自分の知らない世界と進路選択

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研究中の先輩とお話した中で色々と知った話

特にComputer Scienceの研究をしている人にとっては当たり前かもしれませんが、素人の僕には新鮮な情報でした。

 

自分の選考を決める際の、一つの指標として、研究室がある。しかし、研究室を見ると良いとよく言われるがどこを見れば良いかわからない、その凄さ(実績)はどう見分けたら良いかという疑問があった。先輩曰く、その研究室が出してる論文がどういう学会にどれくらいの数採択されているか見ると良いということだった。もちろんそういうアドバイスは以前にも聞いたことはあったが、実際にComputer Science周りの学会一覧の画像を見せていただき、自分の興味ある研究室がこの学会にこれだけの論文出してるんだよーというのを教えていただいて初めて実感が湧いた。例えば(本当に一例ですが)、CVPR(ひと年度)に4,5本論文採択されるとかめちゃくちゃ凄いらしい(その研究室の規模の大きさにもよるが)。

 

そこで感じたのは、実に様々な分野があるということ。一口に機械学習をやっている研究室といっても、機械学習の中のdeep learningをメインにやっていたり、機械学習の損失関数の設計をやっていたり、基礎的なアルゴリズム(?)から実社会の応用まで実に幅広い。その研究室がどの辺に重点を置いているのか、自分はどの辺りに興味があるのか(現時点で)をある程度明らかにするのは非常に重要だと感じた。

 

研究周りで教えていただいた面白いものをいくつか。

DeepMindが、哺乳類に備わるgrid細胞と同様にして、空間ナビゲーション能力で近道を学習するAIを開発

deepmind.com

・GAN(Generative Adversarial Network)という画期的なNetworkだったり...

blogs.nvidia.co.jp

gigazine.net

 

面白い研究を教えていただきました。

一口に人工知能と言っても、ドラえもんのような人工知能を作りたいという研究もあるし、人間が今まで行ってきたタスクを機械で代替できるようにしたいという研究もあるといった具合で本当に色々とあるなと実感しました。

 

またAIの画像認識精度に関してもノイズによってAIが騙される(?)ような事例もあるようです。

note.mu

人間の認知、脳って凄いなと改めて実感しますし、神経科学との接点を重視(?)する中で知能の研究を進めるDeepMindの研究に俄然興味が湧いてきました。

 

 

ひとまず興味ある分野の学会事情やどういう研究があるのかは継続して調べていきたいです。

現時点では、Computer Scienceだけではなく、Life Science, Bioinformatics, Computational Biologyにも興味があります。神経科学も面白そうと感じました。生物や人間の脳の謎を解き明かすのに興味があるのかもしれません...

上記のように興味をあげましたが、その中でもどういう領域、どういうアプローチに興味があるのかを明らかにしていかないと、進路選び、研究室選び、(職業選び)に深みが出てこないのではと実感したので、もっと情報収集や、読書をしようと思った次第です。

Bioinformatics周辺の学会の俯瞰図を探しています!!

 

 

訂正や更新情報等あれば、随時更新していきます! 6/18

7/12 追記
2週間程前に、大学のBioinformaticsの研究をしていらっしゃる先生に学会事情について伺ったところ、Computer Science分野と異なり、Natural Scienceの分野の多くは学会ベースではなく、Journalベースであるということでした。

学会は年に一度くらい開かれるもののようですが、Journalは毎月発行されています。Natural Scienceの分野では、新しい理論や事実の発見がその他の研究に大きな影響を与えるため、発表はなるべく早い方が良いようで、Journalベースのシステムになっているという説明をしていただきました。(どちらかというと学会ベースのCSが特殊なようでした。)

 

ということで、Natural Scienceにおいては、JournalのImpact Factorなるものが重視され、影響力の高いNatureやScience等々に掲載されていることは大きな実績になるようです。Bioinformatics分野では、Bioinformaticsという学術誌などがありました。